林文子さん横浜市長選②四期目に挑戦。「おもてなし」の実践、市民満足度94、7パーセント。市役所文化を変えた。IR賛成に至った理由。

横浜市長選、

 8月22日投開票の横浜市長選をめぐり、地元経済界などの市民有志が14日、林文子市長(75)に4期目に向けた立候補を要請する。これを受け、林氏は立候補表明する見通しだ。立候補予定者の大半がカジノを含む統合型リゾート(IR)誘致への反対姿勢を示すなか、誘致推進を改めて訴えるとみられる。

【特集】横浜市長選
 横浜商工会議所の坂倉徹副会頭らが発起人を務める「林文子市長の再選をめざす横浜市民の会」が14日、市内で発足。林氏も会合に出席し、参加者から立候補要請を受けるという。複数の関係者は「これを受けて林氏が15日に出馬表明する」と話す。

 林氏は2019年8月、山下ふ頭(中区)へのIR誘致を表明。林氏は4選出馬に意欲があるとみられていたが、自民党市連は今年6月、多選や高齢を理由に、林氏に立候補しても支援が困難なことを伝えた。

 ところが、党市連が新たな候補者を絞り込めないなか、党神奈川県連会長(当時)の小此木八郎氏(56)=衆院神奈川3区=がIR誘致のとりやめを掲げて立候補を表明。党市連は小此木氏への推薦の是非をめぐり議論したが、市議の一部が「IR反対の候補者を推薦できない」と強く反対し、「自主投票」に落ち着いた。この結果、林氏が立候補した場合、IRを推進してきた市議や経済界の自民党支援者が林氏の応援に回れる条件が整った。

 林氏は13日、若手経営者らでつくる横浜青年会議所の幹部からIR誘致などの提言を受け、「このチャンスを逃すと、この先横浜でIRはやれないだろう」と応じた。

 市長選には他に、元横浜市立大教授の山中竹春氏(48)=立憲民主党推薦=や元長野県知事で作家の田中康夫氏(65)ら7人が立候補表明している。(松沢奈々子、武井宏之)